受験生の9割が間違える?that節に仕掛けられた恐ろしい罠の正体とは...
皆さんこんにちは!
むたんです!
ここで、一つ
恐ろしい(?)クイズを出します
↓↓↓
They suggested that
he is invited to the party.
彼らはそのパーティに
彼が招待されることを強く求めた。
この文には一箇所だけ
間違いがあります!
それを見つけて、
正しく訂正してください
出来ましたか?
「suggest は過去形だから、
時制の一致で、
They suggested that
he was invited to the party.
が答えだ!」
と考えた方!
正解
ではありません。
時制の一致も勿論、
覚えておかなくてはならない
大切なルールですが、
この文章には、もっと恐ろしい、
受験生達を苦しめる罠
が存在しているのです。
しかし、そんな恐ろしい罠
があるにも関わらず
学生達はその存在を
よく勉強しておらず
自分でも気づかない
弱点を抱えたまま
受験本番を迎えて
しまうのです。
しかし、
この記事に出会えたあなたは
ラッキーです!
先程の問題、
間違えてしまった方も
今回間違えたことで、
あなたはその
弱点に気づけたのですから!
ここで、もう一度上の文を
繰り返します。
They suggested that
he is invited to the party.
果たして、この文に隠された
恐ろしい罠
とは何なのでしょうか。
この記事で
全て解説していきます。
そして、この受験生の
9割が引っかかる
罠の正体をしっかり理解し
次からあなただけは
絶対に引っかからない
という
強みにしていって下さい。
では、先の問題文
They suggested that
he is invited to the party.
この間違いから
訂正していきましょう。
もう一度言いますが、
今回、時制の一致は
全く関係ありません。
しかし、間違えている箇所は、
that節後ろにある「is」なのです。
では、時制の一致でないなら、
isをどのようにするのが
正解なのか?
正しい文章はこちらです。
They suggested that
he be invited to the party.
「is 」でも「was」 でもなく、
ただの「be」 なのです。
随分変な文章ですよね。
実は、この文章は、
that節の、ある
奇妙なルール
のもと、
成り立っているのです。
そしてそのルールこそ、
受験生の9割が引っかかる
恐ろしい罠の正体なのです。
that節をとる文章は、
通常ならば時制の一致で
that節の前後で
動詞の時制は一致します。
例文.
I knew that he was busy.
彼が忙しいのを私は知っていた。
しかし、
冒頭の問題のように、
この時制の一致の
ルールから外れた、
全く別のルールをとる
that節のパターンが
あるのです。
それは、
「要求、提案」
の表現です。
that節の前の動詞
(例文ではinsist)が、
要求、提案を表す動詞の場合
that節に続く動詞は、
いかなる場合でも
原型を取るのです。
これが
that節の奇妙なルールです
具体的な動詞を見てみましょう。
・insist(要求する)
・suggest(要求する)
・demand(提案する)
・propose(提案する)
・advise(助言する)
・recommend(勧める)
どれも、大学受験では
必須級のものばかりです。
これら全ては、
後にthat節をとる場合、
続く動詞は全て
原型をとります。
他に例文を見てみましょう。
It is recommended
that you dress accordingly.
状況に応じた服装をすることが
勧められている。
また、原型しか取れないと
述べはしましたが、
助動詞のshouldなら
つけても問題はありません。
She suggested that
we should leave early.
彼女は私達が早めに出発することを
提案した。
しかし、動詞の原型を
取る場合が多いので、
原型が続くと言うことを
しっかり覚えておきましょう。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
受験生の9割が引っかかる
that節の奇妙なルール
についてお伝えしてきました。
それは、
要求、提案を表す動詞が
that節をとる時
後に続く動詞は
原型をとる
という物でした。
that節の文章はこれからも
問題演習等で
頻繁に見るでしょう。
そんな時は次からすぐに、
ふとこの記事で読んだ
奇妙なルールのことを、
そして先ほどあげた
要求、提案を表す動詞のリストを
思い返すようにして、
少しでも早く
覚えて欲しいのです。
この恐ろしい罠が次、
あなたの前に張られるのは
いつになるでしょうか。
学校の定期テストかもしれません。
塾の模試かもしれません。
或いは、あなたの
志望校の入試当日
かもしれません。
その時にもしあなたが
この存在を
忘れてしまっていたら..................